木工印章ケースのこと vol.03オリジナル木製印章ケースへの想い
前回の投稿からだいぶ日がたってしまい、
申し訳ございませんでした。
彼岸花が満開で、
美しい秋空の季節、皆様いかがお過ごしですか?
前回の続き、
〈木工印章ケースのこと vol.03オリジナル木製印章ケースへの想い〉
について書かせていただきます。
スミレ堂のオリジナル印章ケースの開発が
スタートした際から、私たちが考え、想いとして込めていることを、
4つにしてまとめてみました。
-01.ハレの日にふさわしい、上質な素材と形。
ハレの日というのは、「出産」や「成人」「結婚」といった、
人生で一度しかない大切な節目のこと。
その大切なハレの日に、ふさわしいと思ったのは、
無垢の日本の木材。
年月とともに、飴色に輝きが増していく
無垢の山桜の木は、日本らしさも感じられ、
世代を超えて受け継ぐことのできる
アンティークの価値があり、
ハレの日にふさわしい材料だと
考えました。
また、カタチは、シンプルで世代を問わない
長方形の形を目指しました。
どんなデスク周りにおいても、
印章ケースの存在感は
そっとライフスタイルに溶け込む、
目立たない存在。けれど、
無垢の木の持つゆらぎの癒し効果で、
いとおしい癒しのアイテムとなることでしょう。
-02.末永く愛してもらえる、丈夫で、天然の素材であること
無垢の山桜は、年月とともに色に深みが増していき、
世代を超えて受け継がれていくアンティーク品の価値があります。
また、丈夫さでは、無垢材は天然素材のため、
お部屋の直射日光の当たらない引き出しに適切に管理すれば、
100年以上その形を保つことができます。
また、印章ケースも、印章も、
どちらも天然の木材で科学素材ではないため、
最後は土に還る、環境にも配慮した商品です。
-03.じぶんらしさが感じられ、いとおしく想える
どこにもないデザイン
既存の印章ケースの概念を取り払い、
姿、形をゼロから考えました。
どこにもないスミレ堂でしか
取り扱いがない木製印章ケースとして、
デザイン、試作、商品発売まで、1年以上
費やしました。
木工職人が、妥協せずひとつひとつ丁寧に、手作業で
製作している、一生ものの印章ケースといえる、
自信作です。
また、手書きで名入れもさせていただくことで、
本当に世界でただひとつの
あなただけの印章ケースとなります。
名入れも、カリグラフィーデザイナーの方に
お願いし、手書きにこだわっています。
名入れをすると、個性が出て、
見るたびにいとおしさが増してきます。
8割の方が名入れも一緒にご注文されます。
-04.デザインが優れているだけではなく、
印章ケースとして使い心地が優れていること
片手で蓋がスライドでき、
簡単に印章が取り出せるという
動作がスムーズでなければ、
いくらデザインが良くても
印章ケースとしての
本来の役割を果たしていないので、
何度も試作で検討した
こだわりの部分です。
蓋は、スライドで
簡単に開け閉めすることができ、
磁石が内蔵されているので、
開けるとき、ちょうどよいところで
蓋が止まる設計になっています。
少し強く引っ張らないと蓋が取れてしまうことは
ありません。
また、閉めるときは、
磁石が気持ちよく吸い寄せる感覚で
閉じてくれます。
スライドの開け閉めは、
木の材質がとても軽いので、
スムーズに片手で行えます。
印章が収まっているところは、
中心に指をいれる半円の
スペースが上下にあり、
親指と人差し指が
ちょうど入る大きさです。
指が入るちょうどよい
スペースサイズ、高さに
こだわりをもって設計してあります。
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ケースのデザイン・素材・製作ひとつひとつに、
「末永くお使いいただきたい」
という想いを込めた、
こだわりぬいたスミレ堂の木製印章ケース。
印章セットのご注文を検討くださっている方に、
少しでも想いが伝わったら幸いです。
最後までお読みいただき、
本当にありがとうございます。
text/
スミレ堂director
増田彩