スミレ堂の手彫り印章について

● 印章素材

昭和つげ(登録商標)というヴィンテージ柘。
昭和50年代に伐採されて以来、山梨の山村で大切に保管されて水分が枯渇し、理想的な印章素材となった希少な柘(つげ)の原木。 
独特の風合いの「節」があり、その個性的な美しさを一層引き立てるために、高名な根付師・宮澤宝泉が一本ずつ丁寧に手作業で削りだします。ニス塗り加工を行わず「蜜蝋塗り」を施すことで、全体の色合いに深みをもたせて、年月とともに味わいが増していきます。

 

● 字入れ

文字のバランスにこだわり、美しい印影になるようこだわって毛筆で一字一字丁寧に入れています。
漢字を基本とした篆書体をアレンジして作られた印相体で、手書きデザインします。全体的に複雑な印影になっているので簡単に複製できませんので安心です。

 

● 印章彫刻士による手彫り印章彫刻

仕上げ彫刻を印章彫刻士による手作業で彫刻を行っています。
文字の筆意、流れに注意しながら、匠の技で丁寧に仕上げています。
粗彫りの行程のみ機械を使用します。

 

 印鑑ケース

一生物にふさわしい、国産の良質な無垢の木を使い、木工職人によるひとつひとつ丁寧に作り上げたスミレ堂オリジナルの印鑑ケースをセットでご用意しています。
柘の印材とともに、手になじみ、使えば使うほど味わいを増していき、末永く愛されるシンプルな形です。 

 POINT

  • 国産の無垢の山桜の木を使っています
  • スライド式で、マグネット付きのふた。スムーズな動きで、片手で動かせます。強く引っ張ると外せます。
  • 印鑑サイズに合わせてお作りしています。中で印鑑が動くことはありません。
  • 底にヌメ革を敷いています。ヌメ革とは、タンニンなめしを施しただけの、革本来の味を残したナチュラルな牛革です。木と共に年季が入るほど味わいを増していきます。
  • 底のヌメ革は「黒・茶・赤」の三色よりお選び頂けます
  • 木材の表面は、印材と同じ蜜蝋塗り仕上げをしています。

 

印章彫刻士 古橋 宏

昭和28年(1953年)創業 古橋三栄堂 2代目店主
名古屋城のふもとで技術と誠実さで丁寧に彫り上げる印鑑専門店としてご愛顧頂いております。

【経歴】
1956年 愛知県名古屋市生まれ
1975年 大学卒業後、「はんの古橋三栄堂」印章彫刻士の実父に師事し、印章彫刻の修行の道にはいる
1978年 天正堂 田中仁郷 氏に師事
1981年 修行を終え、「はんの古橋三栄堂」に入店
1999年 名古屋市技能職団体連合会より優秀技能者表彰を受ける

古橋三栄堂  www.hancowa.jp/fhs.html

 

木工職人 竹本 剛

【経歴】
1983年 愛知県生まれ
2007年 金沢美術工芸大学 製品デザイン専攻学士課程修了
2007年 キッチンメーカー勤務
2010年 岐阜県立木工芸術スクール入学
2011年 愛知県瀬戸市で木工房玄徳を設立
2017年2月 商号をトリック・フォア・トリートに変更

トリック・フォア・トリート  www.trick-for-treat.com